狙われた市長 | Saor Eire! Saor Okinawa! weapons don't kill,PRAY FOR GAZA!!

狙われた市長


え~、橋下大阪市長さんがですね、最近イギリスの紙面を賑わしております。

んで、その話を聞きつけて早速グーグルで検索かけましたところハッシーが意気揚々とその英国ジャーナリストの皆さんに語ってるとこの動画だけがズラズラと並んで「お、さすが橋下、UKにも認められてるぜ、スタイリッシュだぜ」ってな感じで紹介されてるんですな(笑

んで、実際英国ジャーナリストの方が書いた記事読んでみると

エコノミスト

ガーディアン

んで、どんな風に書かれてるのかというと

こちら


嘲笑の的やん。全然アカンやん。


これは前から世界で指摘されてきたことなんですが大衆浴場やプールが刺青出入禁止を掲げるのって人権侵害なんですね。これを好意的に書いたら両誌とも世界中からフルボッコされるから当然高評価は期待でけんのですが「大阪の将軍」ってなぁ。これと同じ扱いやからなぁ(笑



まぁ、細かく書かれてる内容を(ニュアンスだけ)検証しますとエコノミスト誌が「まぁ、合理性とか大企業や国際社会の目とか意識して刺青禁止を打ち出したんやと思うけど・・・・」みたいな感じで決して豪胆なマッチョ政治家としては評価してないんですね。ファシストと一言で切って捨てると「でも、男らしくてステキかも」みたいなニュアンスが出ると実像と差が出てアレだと思ったらしいです。「叩かれやすい立場の人たちを攻撃することで(これも人権的な配慮から「弱い者いじめ」とは書かれない)マスコミに賞賛されてる」という1文は間違いなくかかれてました(笑

そしてもう一方のガーディアン誌なんか「crusade」って言葉で刺青への攻撃を語ってますよ。これかなり痛烈な皮肉です「crusade」て中世の十字軍遠征な。独善的な大虐殺、みたいな意味合いです。そしてこのcrusadeが転じてcruise(遠乗り、遠出)って言葉が生まれましたんで「市長の職権を越えた人権問題にかかわる越権行為」というニュアンスも出してますね。


え~、以前にも書いたかと思いますがネットウヨクなる21世紀の日本の怪奇な集団(?)行為ですが、ああいう匿名で特定の個人・団体を誹謗中傷する手法ってナポレオン戦争のころからイギリスに存在した、っていう文献を昔読んだことあります。あれも立派な情報戦だったのよ。

つまりネットウヨクの故郷とも言える国のマスメディアを刺激してネットウヨクの総本家みたいな由緒正しきお歴々を完璧に敵に回した感がある(そして攻撃の大義名分まで与えてしまったw)橋下市長は国際社会で生き残れるのか?


おまけ

妄想的に自分の手柄みたいに書いてアレなんですが私は当ブログだったかな?でガーディアン誌を「イギリスで最も信頼置ける新聞」と絶賛したんですね。その記事読んでガーディアンサイドの人たちが私の応援のために記事書いてくださったのかな?なんて思ってます(笑 タイトルが「私は未だにサッチャーを憎んでます」だしね)