場違いな男 | Saor Eire! Saor Okinawa! weapons don't kill,PRAY FOR GAZA!!

場違いな男



え~、保守派の人たちに評判の経済評論家・三橋貴明さんです。
なんと言ってもいわゆる「保守」の人たちがご覧になる動画に出てるはずなのにこの人の出で立ちときたら

60年代からタイムスリップしてきたサンフランシスコのヒッピーそのものぢゃないの

これから環境保護についてあれこれと語り出すような感じなんですけど日本の経済についてのお話。というか新自由主義についてのいちゃもんですね。

これはまぁ、さすが専門家さんだけあってわかりやすくて的確で包括的でムラが無い。

さて、私が最近何で10年くらい前に勤めてた会社(の親会社)のお話をしてるかというと、当時はW杯と小泉政権の真っ最中で誰もあまり気づかなくて当時の私もモヤモヤしつつもあまりうまく違和感を指摘できなかった部分があったんですね。会社の経営方針について。

んで、この人の解説聞いて「ああ、これだ」と思った部分があったんで今後何かのご参考になればと思い書いておきます。


この会社なんですが、経営権を巡って外資とゴタゴタがあったんですね、当時。んで、関西ということで同和とのつながりやら、株主である親会社を牛耳ってる組織との絡みがあったりしてて、ツイッターにも書いたんですが、02年の前後に同和系とつながってる社員を追い出して在日に入れ替える作業を組織再編の時に行いました。これは外資の手回しね。

02年は日韓W杯で韓国と有効ムードでしかも同和立法の失効期限の年だったのでまたとない大逆転のチャンスだったんですね。だから在日さんたちは外資の側について外資(本部は東京)のお尻をペロペロなめまわして社員登用の国籍条項撤廃だの何だのとやってましたわ。そんで、同和(というか行政)関係の仕事が儲からないようアレコレ裏工作をやったりもしてましたわな。

「株主(日系)は俺たちを差別するけど外資は俺たちを差別しないから当然やん」ということなんだけど企業として差別したような形跡は無かったですし、そもそも株式会社の社員が株主に不利益な行動を業務として行うってどうよ?って話なんですがそれは置いといて、彼ら曰く「強い者が勝ち弱い者は去る、これが正しい世の中のあり方」ってことらしいです。「まぁ、どうでもいいわ」と思ってたんで無視してたけどケンカ売られたんで買っちゃいました(笑

何というか「外資、外資」言うんやったら英語くらい使えるようになれよな、って感じで勝負は私の圧勝でございまして、彼らが自分らが言う「強者」とは程遠い勘違いバカ(つまり差別が無くても弱者)であることが旭日のもとにさらされたわけでございます。

ここで一応補足しておくといわゆる在日韓国・朝鮮人と言われてる人たちでホワイトカラーの仕事してる人たちって普通は平均的日本人より能力高かったんですよ。私が知る限り。やっぱり差別ってのがあるのかなぁ、と思ってしまうんですが人並み以上にできる人でないと雇ってくれなかったんでしょうな。それがここの社員となると何やらしても平均以下の典型的な体育会系バカ揃いで「何だこの会社?」って思ったんですけどね(笑

人様をバカバカ言うのはこれくらいにしまして(笑 当時、日経新聞なんかでPF・ドラッカーさんの「マネジメント」という本が話題になり始めてた頃でして、「平社員でも経営者目線で仕事しろ!」とか言われ出してた時期だったんですわ。ほんでこの会社もグループ全体でもって「CS(customer's satisfaction だっけ?)」だの「CSR(company's social responsibilityだった?)」だの、「compliance」だの、意味もわからず念仏のように唱え出してたんですわ。それや社内研修で経営セミナーとか開いたりして「マネジメント」を制するものが出世レースを制するって感じで。

ところがです。

ドラッカーさんの「マネジメント」は経営学という学問でこれは経済学とほぼ同時期に作られた学問で商売人のための帝王学という感じの学問なんすよ。だからビジネスパーソンがこういうのを覚えるのは極めて合理的。しかし、会社(というか外資が)が経営手法として採用してるのは上の動画で三橋先生がご講釈なさってる

ミルトン・フリードマンの新自由主義経済学そのものだったんです。


だって、わかりにくくてとっつきにくかったのを三橋氏が超わかりやすく解説してる「マネー・サプライ」なんか当時その会社がやってた「サプライ・チェーン・マネージメント(略してSCMな)」の手法とまるっきり一緒。「なんか違う、なんか違う」と思ってたけどやっぱりそうやったんや(笑 「弱肉強食、自由競争で活性化」って「活性化」するのは「市場経済」であって「企業内組織」やないもんな(笑 

企業の経営と経済政策って全然別物ですんで、外資な人たちとその下僕たちマジでズレたこと一生懸命やってたんや(笑 

まぁ、でも以前書いた「繁忙期に看板貼り替えまくり、商品デザイン替えまくりの大キャンペーン」とかのバカ営業戦略なんかは逆に「アダム・スミスから経済学やり直せ!(そんなことやる暇があったら1個でも多く商品を客に届けろ、と)」と思うくらい需要と供給の関係無視しててクソワロタとなったんですがね。

私は三橋氏のように賢くもなく、そもそも専門家でもございませんのでアレコレと経済や経営について口挟むのは避けさせていただいた方が良いのでしょうがこれだけは言える。


経済学の理論を会社の経営に100%適応するのは無茶。